山梨日日新聞   日本の新聞 | 山梨県のマスメディア

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山梨日日新聞
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山梨日日新聞
種類 日刊紙

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事業者 山梨日日新聞社
本社 山梨県
代表者 野口英一
創刊 1872年
前身 峡中新聞、山梨毎日新聞
言語 日本語
発行数 210,518部(2008年1月)
ウェブサイト http://www.sannichi.co.jp/
表・話・編・歴

本社社屋:山梨文化会館

山梨日日新聞(やまなしにちにちしんぶん)は、株式会社山梨日日新聞社が発行する山梨県の県域新聞である。正式な読み方は「やまなしにちにちしんぶん」だが、「やまなしひびしんぶん」と読む人もいる。略称は山日(さんにち)、山日新聞(さんにちしんぶん)など。

山梨県での購読率は公称約70%で、県内日刊紙は「山日」1紙が独占している(後述の『歴史』を参照)。テレビ・ラジオ番組表は本編とは別に4頁の別冊の「山日テレビガイド」として発行している。 また、甲府市山梨県立図書館には、一時期を除いてマイクロフィルムとして所蔵されている。

目次 [非表示]
1 歴史
2 社史・記念誌
3 各種サービス
3.1 山日テレビガイド
3.2 WEB版
3.3 新聞休刊日の対応
4 山日協力テレビ・ラジオ番組
5 グループ
6 記事・社説盗用問題
6.1 経緯
6.2 処分
6.3 その後
7 脚注
8 参考文献
9 関連項目
10 外部リンク

歴史 [編集]
1872年7月1日、県令土肥実匡の官命で、甲府の書店温古堂の書籍商内藤伝右衛門[1]が「峡中新聞」として創刊。当初は木版の不定期刊行で、県庁学務科員が執筆した県庁広報誌であった。大小切騒動で発行不能に至ったこともあり、有識者による新聞解話会が開かれた。翌年には県令藤村紫朗が発行権を内藤に譲り、「甲府新聞」と改称。活版となり、論説も加わる。1876年(明治9年)には「甲府日日新聞」と改称、中村敬宇(正直)門下の野口英夫を迎え、内藤から経営権を取得し、社内改革を行う。

しばしば新聞紙条例違反に問われ発行停止に陥り、野口が県庁派で山梨保守党に属していたため、民権派の「峡中新報」に押されることもあったが、しだいに政争からは遠ざかり、有志の支援により経営を維持した。第1822号で一時終刊し、1881年明治14年)1月から現題字へ改変、大正期には『山梨毎日新聞』を引き離し発行部数第1位となった。昭和初期には中央線短縮により中央紙が伸び苦境に立たされた。

1922年(大正11年)に社長に就任した野口二郎は、文化・スポーツ事業にも熱心で自らも山梨郷土学会会長も務め、昭和11年8月から昭和42年まで連載された「夏草道中」は現地でのフィールドワークを行い郷土の史跡を調査するもので、発見された文化財も多く郷土史研究に貢献した。また、大正12年には紙面に投稿文芸を選評する「サンデー文壇」(のち「学芸欄」)を設けた。県内には6紙の新聞が発行されていたが、昭和15年には新聞統制で「峡中日報」「山梨民報」などを統合し、翌昭和16年には『山梨毎日新聞』も合併。昭和20年の甲府空襲では社屋と印刷所を焼失し、資材や人員不足もあり発行困難となったが、『毎日新聞』と協力して東京での発行を続ける。

終戦後には東八代郡石和町笛吹市)に疎開させていた輸転機を運用し、外観が残った甲府市内の松林軒デパートで自社印刷に復帰する。社長の野口は甲府市長も兼任しており公職追放を受ける。戦後には統制令も解除さ自由発行となり、一時は富士急行が大株主で天野久知事を支持する『山梨時事新聞』と部数を競うが、昭和42年の山梨県知事選で支持する田辺国男が当選すると、同年3月には富士急行から所有株式を拾得し『山時』を吸収した。以後、県内日刊紙は『山梨日日新聞』1紙が独占している。このような『山日』一社による地元新聞の独占状況には、山梨県民の多くから「山梨に地元紙が1紙だけというのは好ましくない。」と懸念する声が挙がっている[2]。

2007年1月31日、社説の盗用が外部からの指摘で発覚した。その後の調査で盗用がさらに2001年から15件もあったことが発覚し、野口英一社長は引責辞任したが、しばらくして社長職に復帰した[3]。(この盗用問題については下記の『記事・社説盗用問題』を参照のこと)。

社史・記念誌 [編集]
山梨日日新聞90年小史 1963年発行、88ページ。
山梨日日新聞百年史 1972年発行、199ページ。
山日YBSグループ創業百十年略史 1982年発行、159ページ。
山日YBSグループ創業120年史 1992年発行、270ページ。
山日YBSグループ130年のあゆみ年表 2002年発行、100ページ。
各種サービス [編集]
山日テレビガイド [編集]
毎日4ページ立て。新聞休刊日は2日分がそれぞれ分冊される。ただし分冊されない場合もあり、その場合は外側2ページ,内側2ページで分けて2日分掲載する。
1ページはその日の山梨・東京の地上波とNHK BS1NHK BS2番組欄(TOKYO MXなど独立U局は掲載なし。グループ会社・山梨放送は黄色地バックで自社番組は番組名のみ太字。なお山梨県YBS=NNN・NNSとテレビ山梨=JNN系列があることを配慮し、日本テレビとTBSテレビの番組表は2005年春季以後ハーフサイズに変更された)。
地上波の掲載順はNHK甲府総合、NHK教育YBS山梨放送、UTYテレビ山梨、フジテレビ、テレビ朝日テレビ東京の順。テレ東の右側にハーフサイズの4局の番組一覧を載せてある。
2ページはラジオと衛星デジタルテレビ放送の番組表(NHKNHK BShiのみ)。ラジオ番組表YBSラジオのみ他の放送局よりスペースが広く取られている。また、2006年4月から地上デジタル放送の教育サブチャンネル(NHK教育)も掲載。現在ラジオ番組表については県内の放送局のみ掲載しているが、衛星デジタルテレビ放送が始まる前までは東京の放送局も掲載されていた。
3ページは芸能関連記事
4ページは第2テレビ面として静岡県内の地上波テレビ(民放のみ)、県内ケーブルテレビ(日本ネットワークサービスおよびCATV富士五湖)の番組表と番組の解説
在静民放局の掲載順はSBS静岡放送静岡第一テレビ静岡県内向けの呼称「だいいちテレビ」で表記)、テレビ静岡静岡朝日テレビ静岡県内向けの呼称「あさひテレビ」で表記)の順。
WEB版 [編集]
山梨日日新聞のインターネット版としてMiljan(みるじゃん)が公開されている。これまで2度の大幅リニューアルが実施されている。

〜2006年12月
全国のニュース速報と1週間分の主要ニュース(1日5項目)のみが閲覧可能。

2006年12月〜2008年10月14日
47NEWSのウェブサイトがオープンされたと同時に大幅リニューアル。ニュース速報と県内主要ニュース以外にも県内各地の話題(1日5項目)、県内経済ニュース(1日3項目)、県内スポーツニュース(1日3項目)が追加され、さらに一覧の保存期間も2週間に延長された。また特集・企画記事や写真・動画ギャラリーも追加されるなど他地方紙のウェブサイト並みになった。同時に47NEWSから配信された全国ニュースを掲載している。

2008年10月15日〜
再リニューアルを実施し、全国ニュースの比率が多くなった。その一方で県内ニュースを一本化。10時までは主要5ニュースのみ掲載し、その後は段階的に話題、経済、スポーツを追加する方式となっている。

新聞休刊日の対応 [編集]
新聞休刊日の対応については休刊日のテレビ欄を別刷りで発行し、休刊日の前日に届けている。

休刊日当日はWEB版の更新もニュース速報を除き行なわれないが、2008年1月より休刊日限定でPDF形式による電子版を公開している。電子版は全面フルカラーであり、動画配信や、山梨放送のニュースキャスターによる朗読での音声ニュースへのリンクもされている。

山日協力テレビ・ラジオ番組 [編集]
山梨放送 - 報道局を山梨日日新聞社と一本化している。




参考文献 [編集]
有泉貞夫「山梨日々新聞」『国史大辞典』(吉川弘文館
山梨県史通史編5近現代1』(2006,山梨県
山梨県史通史編6近現代2』(2006,山梨県
関連項目 [編集]
盗作
著作権
独占
富士山検定
山梨県一周駅伝 - 山梨放送等と共催。
外部リンク [編集]
山梨日日新聞
社説盗用問題の調査結果とおわび
盗用した社説などとの対照表一覧
[表示]表・話・編・歴山日YBSグループ

発行紙 山梨日日新聞

発行している雑誌 山日テレビガイド | ザやまなし

関連放送局1 山梨放送YBS) | 静岡放送(SBS) | 日本ネットワークサービス(NNS) | FM甲府 | FM-FUJI

関連新聞社2 山梨日日新聞社 | 静岡新聞社静岡新聞) | 茨城新聞社茨城新聞)3 | 下野新聞社下野新聞)3 | 上毛新聞社(上毛新聞)3 | 埼玉新聞社埼玉新聞)3 | 千葉日報社千葉日報)3 | 神奈川新聞社(神奈川新聞)3

グループ企業 サンニチ印刷 | アドブレーン | ウインテックコミュニケーションズ | ファーストビジョン | デジタルデビジョン | YBS T&L | 山梨ニューメディアセンター | タウン企画 | 山梨文化学園 | 新聞センター | 山日リース

スポーツ関連 ヴァンフォーレ甲府 | 山梨県一周駅伝

関連項目 47NEWS | 47CLUB | 関東7 | NNN/NNS | JRN | NRN

1資本・友好関係のあるテレビ局・ラジオ局
2資本・友好関係のある新聞社
3関東7加盟新聞社

[表示]表・話・編・歴関東7

茨城新聞 - 下野新聞 - 上毛新聞 - 埼玉新聞 - 千葉日報 - 神奈川新聞 - 山梨日日新聞

[表示]表・話・編・歴日本の主な新聞

全国五大紙 読売新聞 - 朝日新聞 - 毎日新聞 - 日本経済新聞 - 産経新聞

ブロック紙 北海道新聞 - 河北新報 - 中日新聞東京新聞 - 北陸中日新聞 - 日刊県民福井) - 中国新聞 - 西日本新聞

日刊の一般地方紙(府県域) 東奥日報 - 岩手日報 - 秋田魁新報 - 山形新聞 - 福島民報 - 福島民友 - 上毛新聞 - 下野新聞 - 茨城新聞 - 常陽新聞 - 千葉日報 - 神奈川新聞 - 埼玉新聞 - 山梨日日新聞 - 新潟日報 - 信濃毎日新聞 - 北國新聞富山新聞) - 北日本新聞 - 福井新聞 - 静岡新聞 - 岐阜新聞 - 伊勢新聞 - 紀伊民報 - 京都新聞 - 奈良新聞 - 奈良日日新聞 - 神戸新聞 - 日本海新聞大阪日日新聞) - 山陰中央新報 - 山陽新聞 - 山口新聞 - 徳島新聞 - 四国新聞 - 愛媛新聞 - 高知新聞 - 大分合同新聞 - 佐賀新聞 - 長崎新聞 - 熊本日日新聞 - 宮崎日日新聞 - 南日本新聞 - 琉球新報 - 沖縄タイムス

日刊の一般地方紙
道府県内の一部地域) 釧路新聞 - 函館新聞 - 十勝毎日新聞 - 陸奥新報 - デーリー東北 - 津軽新報 - 岩手日日新聞 - 盛岡タイムス - 岩手東海新聞 - 東海新報 - 胆江日日新聞 - 北鹿新聞 - 秋北新聞 - 北羽新報 - 荘内日報 - 米澤新聞 - 石巻日日新聞 - 三陸新報 - 大崎タイムス - いわき民報 - マメタイムス - 桐生タイムス - 日刊新民報 - 房日新聞 - 神静民報 - 柏崎日報 - 上越タイムス - 長野日報 - 市民タイムス - 南信州新聞 - 伊豆新聞 - 東愛知新聞 - 東日新聞 - 夕刊三重 - 南紀州新聞 - 宇部日報 - 岡山日日新聞 - 島根日日新聞 - 夕刊デイリー - 南海日日新聞 - 宮古毎日新聞 - 八重山毎日新聞

日刊の全国機関紙・専門紙 しんぶん赤旗 - 公明新聞 - 聖教新聞 - 世界日報 - 日刊工業新聞 - 日本農業新聞 - フジサンケイ ビジネスアイ - 日経産業新聞 - 日経MJ - みなと新聞 - 繊研新聞 - 日刊自動車新聞

主要夕刊専門紙 東京スポーツ中京スポーツ - 大阪スポーツ - 九州スポーツ) - 夕刊フジ - 日刊ゲンダイ

日刊の英文紙 ジャパンタイムズ - ヘラルド朝日 - ザ・デイリー読売

関連項目 スポーツ紙 - 競馬新聞 - 日本新聞協会 - 全国郷土紙連合 - 日本地域紙協議会 - 日本雑誌協会 - 日本機関紙協会 - 日本ジャーナリスト会議 - 日本新聞労働組合連合 - 共同通信社 - 時事通信社 - 連合通信社 - 報道協定

[表示]表・話・編・歴47NEWS(よんななニュース)参加社

全国紙・英字新聞 産経新聞産業経済新聞) - 日本経済新聞 - ジャパンタイムズ

北海道・東北 北海道新聞 - 室蘭民報 - 河北新報 - 東奥日報 - デーリー東北 - 秋田魁新報 - 山形新聞 - 岩手日報 - 福島民報毎日新聞系) - 福島民友(読売新聞系)

関東 下野新聞毎日新聞系) - 茨城新聞 - 上毛新聞 - 千葉日報 - 東京新聞中日新聞東京本社) - 神奈川新聞(朝日新聞系) - 埼玉新聞

中部 山梨日日新聞 - 信濃毎日新聞 - 新潟日報 - 中日新聞 - 中部経済新聞 - 伊勢新聞 - 静岡新聞 - 岐阜新聞 - 北日本新聞 - 北國新聞 - 福井新聞

近畿 京都新聞 - 神戸新聞 - 奈良新聞 - 紀伊民報

中国・四国 山陽新聞 - 中国新聞 - 日本海新聞 - 山口新聞 - 山陰中央新報 - 四国新聞 - 愛媛新聞 - 徳島新聞 - 高知新聞

九州・沖縄 西日本新聞 - 大分合同新聞 - 宮崎日日新聞 - 長崎新聞 - 佐賀新聞 - 熊本日日新聞 - 南日本新聞 - 沖縄タイムス - 琉球新報

通信社 共同通信

サイト運営会社 全国新聞ネット

過去の参加社 名古屋タイムズ中日新聞系)

[表示]表・話・編・歴47CLUB(よんななクラブ)参加社

北海道・東北 北海道新聞 - 室蘭民報 - 河北新報 - 東奥日報 - デーリー東北 - 秋田魁新報 - 山形新聞 - 岩手日報 - 福島民報毎日新聞系)

関東 下野新聞毎日新聞系) - 茨城新聞 - 上毛新聞 - 千葉日報 - 東京新聞中日新聞東京本社) - 神奈川新聞(朝日新聞系) - 埼玉新聞

中部 山梨日日新聞 - 信濃毎日新聞 - 新潟日報 - 中日新聞 - 静岡新聞 - 岐阜新聞 - 北日本新聞 - 北國新聞 - 福井新聞

近畿 京都新聞 - 産経新聞産業経済新聞)<全国紙だが、基本的に大阪府の新聞社として参加> - 神戸新聞 - 奈良新聞

中国・四国 山陽新聞 - 中国新聞 - 日本海新聞 - 山口新聞 - 山陰中央新報 - 四国新聞 - 愛媛新聞 - 徳島新聞 - 高知新聞

九州・沖縄 西日本新聞 - 大分合同新聞 - 宮崎日日新聞 - 長崎新聞 - 佐賀新聞 - 熊本日日新聞 - 南日本新聞 - 沖縄タイムス - 琉球新報

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最終更新 2010年4月7日 (水) 03:49